キッチンは頻繁に使用する場所なので、絶対にリフォームで失敗したくいと思っていませんか。
キッチンのリフォームを具体的に進めていく前に、失敗事例を確認しておかないと、リフォーム後に後悔する可能性があります。
そこで、この記事ではキッチンリフォームでよくある後悔事例と後悔しないためのポイントをまとめました。リフォームをしてお気に入りのキッチンに仕上げたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
キッチンリフォームの後悔事例を分析
キッチンの間取りには、いくつものバリエーションがあります。
種類が豊富にあるゆえに、あまり考えずにキッチンの設備を決めると、暮らしを便利にするためにリフォームをしたのに失敗したと感じる方が多いようです。
ここではキッチンリフォームの後悔事例を分析します。
キッチンの高さが合わない
キッチンは台の高さを選べますが、一番使う方の身長に合っていないと不便ですし、腰への負担が重くなります。
特に好みのデザインがあると、デザインを優先しがちです。しかし、この先何年も毎日使用すると考えると、高さは重視したいポイントです。
キッチンの高さの目安は「身長÷2+5cm」です。自宅で履くスリッパなどの厚みも考慮して、使いやすい高さ決めましょう。
調理スペースが狭くなった
キッチンのスペースの広さは変えずに、シンクを大きくすると調理スペースが狭くなる可能性があります。
例えば最近のシステムキッチンは、シンクが大きめに設計されています。そのため、同じ幅のキッチンであればシンクが大きくなった分、調理スペースが狭くなりがちです。
せっかくキッチンリフォームを行うのですから、不便に思っていた部分を解消するのは大事です。
しかし、不便な点や改善点だけを考えていると後悔する場合があります。限られたスペースや予算で施工するなかで、すべてが100%満足いく仕上がりになるのはなかなか困難です。
キッチンを決める前に、使用中のキッチンのシンクサイズや調理台の幅などパーツごとのサイズを確認しておきましょう。万一、今よりも狭くなる場所があれば、キッチンサイズを上げるなど改善策を検討する必要があります。
ゴミ箱を置くスペースがなくなった
キッチンをリフォームする際に、うっかり忘れてしまいがちなのが、ゴミ箱を置くスペースです。
お住まいの地域によって分別の仕方は違いますが、ゴミ出しがスムーズになるように考えておきましょう。キッチンの設計段階であれば、シンクの下や食器棚の下部にゴミ箱を入れるのも可能です。
収納が使いにくい
調理器具や食器などのたくさんのアイテムがあるキッチンでは、収納不足や収納が使いにくい失敗が非常に多いです。
収納が足りないと、ものが溢れ、散らかって使いにくいキッチンになります。キャビネットになんとか納まったとしても、出し入れがしづらくやはり使いにくいです。
このような事態を防ぐためには、今あるアイテムをすべてリストアップして必要な収納量を割り出しましょう。リフォームを機に捨てるものや新しく購入するものも考慮し、少しゆとりを持って収納量を確保しましょう。
コンセントが足りない
キッチンは、冷蔵庫やポット、電子レンジ、炊飯器などの家電や、そのほかの調理家電を使うケースが多いです。
そのため、コンセントが足りずに不便になってしまって後悔するパターンもあります。使用するキッチン家電を考慮して、コンセントの数や高さを決定しましょう。
汚れが目立つ
清潔感のある明るい色にしたり、壁紙を変更したりすると、汚れが目立つ点に要注意です。
キッチンは、油や調味料が跳ねると、壁やキッチンボードが汚れやすくなります。明るい色を選ぶ際は、汚れがつきにくい素材にしたり、防水コーティングを施したりして対策をしましょう。
また、汚れる範囲が広いケースが多いので、キッチンパネルやタイルは範囲を広げる検討もしましょう。
キッチンが暗くなった
キッチンをリフォームする際には、キッチンの場所そのものを移動させたい方もいるでしょう。
しかし、実際にあった後悔事例には、キッチンを移動させたら暗くなってしまったケースも存在します。
元々窓際にあったキッチンを移動させた場合、移動したせいで日当たりが悪くなり、キッチンが薄暗く感じてしまうようです。
そのため、キッチンの移動を検討している方は、移動後のキッチンの状態をしっかりシュミュレーションしておく必要があります。
冷蔵庫の買い替えで困った
冷蔵庫の後悔事例としてよく挙げられるのが、買い替えの際の事例です。
「通路が狭く冷蔵庫の買い替えの際の搬出・搬入が大変だった」「冷蔵庫のサイズを大きくしたかったけど、スペースに入らなかった」などさまざまな後悔事例があります。
リフォームでキッチンのレイアウトを変える場合は、冷蔵庫置き場は将来の買い替えまで考慮してスペースを確保しましょう。また、搬入や搬出も考え余裕のある通路幅が必要です。
キッチンリフォームで後悔しないポイント
キッチンをリフォームするには、高額な費用がかかります。
後悔のないよう、キッチンリフォームを行う際は、これから紹介する5点を押さえておく必要があります。
ここからはその5点について詳しく見ていきましょう。
優先順位をつける
キッチンリフォームを施工するにあたり、優先事項を決めることは非常に重要です。
予算を決めて予算内に納めるのか、動きやすさを重視するのかで、リフォームの内容は少しずつ変わってきます。
優先順位は人により異なるので、まずは自分がどのようなキッチンにしたいのかをイメージして、やりたい箇所のリフォームが必ずできるようにプランを立てていきましょう。
キッチンリフォームを得意としている会社に依頼する
キッチンリフォームを依頼するリフォーム会社の知識量やサポート力も後悔を防ぐための重要な要素です。
施工実績が多ければ多いほど的確なサポートが期待できます。
そのため、なるべくキッチンリフォームを得意としている会社に依頼しましょう。チラシやホームページの価格だけで決めるのではなく、直接話を聞いて安心して依頼できるか判断してください。
ショールームで現物を確認する
キッチンリフォームのイメージがついたら、キッチンメーカーのショールームに行ってみましょう。
行く際には、自宅の間取り図や写真を持っていくと、担当の方と具体的な話ができます。図面には寸法を記入し、ショールームにもメジャーを持参するとスムーズです。
実物を見ると、カタログや図面では分からない大きさや機能などを確認できます。調理台のスペースやキッチンの高さも確認し、長時間の料理などを快適にこなせるかなどさまざまな観点から考えましょう。
必要な設備を確認する
キッチンのリフォームを施工する場合、新しい設備を導入したいと考えがちです。
しかし、実際にリフォーム後のキッチンを使い始めても、導入した設備を使わないケースがよくあります。これまでの生活で使用していなかった設備を導入する場合は、利用人数や使用機会について考えてみましょう。
例えば、収納場所を確保するために床下収納を作ったのはいいけれど、家族の人数が少ないので結局使用せずに引っ越したケースもありえます。
どのような設備を導入するのかを、リフォームの内装を考える段階で家族と話し合っておきましょう。
手入れのしやすさを確認する
キッチンを新しくリフォームする際、デザインや機能性はもちろん大切です。さらに手入れのしやすさも重要です。
手入れのしやすさを考えるうえでは、使われている素材選びを慎重に行いましょう。
コンロや調理台には、人工大理石やステンレスが使用されるケースが多いです。ただし、手入れのしやすさを考えたらステンレスです。
また、ガスコンロよりもIHの方が手入れがしやすいと言われています。
まとめ
後悔しないキッチンリフォームを行うには、失敗例や対策を事前に認識しておくのが重要です。
リフォーム後に後悔しないように、設計の段階でキッチンの広さや必要な設備などを考えるのも大切です。その際に、キッチンの手入れのしやすさも検討材料にしてください。
せっかくお金をかけてリフォームするのですから、理想のキッチンを作りましょう。キッチンリフォームに関するお問い合わせ・ご相談は弊社にお気軽にご連絡ください。
Q&A
Q:キッチンリフォームをしたら、調理スペースが少なくなってしまった後悔した具体例を教えてください。
A:大きめのシンクを設置し、コンロを3口にリフォームしたら調理スペースが極端に狭くなってしまった例があります。
Q:キッチンリフォームにおける収納についての具体的な後悔例はあるか?
A:食品庫の奥行きが深すぎて使いにくく、奥にしまってあった食材の賞味期限が切れてしまっていた例があります。
Q:キッチンリフォームにかかる期間は?
A:リフォームを行う内容により2日〜1ヶ月と大きな開きがあります。
費用が50万円以下の簡易的なリフォームは2日〜1週間程度で終わります。
詳しくはリフォーム会社に確認してください。