「室内に洗濯物を干したいけどスペースがない」とお困りではありませんか。室内干しリフォームをすればスペースを確保でき、天気や季節を気にせずにいつでも洗濯物を干せます。
本記事では、室内干しユニットの種類やリフォームにかかる費用相場を解説します。室内干しのメリット・デメリットや満足度を高めるためのポイントもご紹介しているため、参考にしてください。室内干しリフォームをして、いつでも選択できる環境を作りましょう。
室内干しユニットの種類
室内干しができるようにしたい方向けに、まずは室内干しユニットの種類を紹介します。室内干しユニットの種類は、以下の4つです。
●昇降式
●窓枠付き
●壁付き
●スポット型
順番に確認し、どの種類の室内干しユニットを自宅に備えつけるべきかを検討しましょう。
昇降式
昇降式ユニットは、天井に設置して使うときに竿をおろします。使いやすい高さまで竿を降ろして使用できるため、背の低い方や高齢の方でも難なく使えます。
また、洗濯物を干さないときは竿を天井に沿わせられるため、インテリアの邪魔になりません。昇降の方法は、紐や棒、電動など、好きな方法を選べます。
窓枠付き
窓枠付きユニットは、窓枠の内側に設置します。外から入る日差しを有効活用でき、布団や毛布を干すときも便利です。
窓枠と同じ素材・同じ色のユニットを選べば、部屋のインテリアに寄り添ってくれて邪魔になりません。掃き出し窓に2段で取り付ければ多くの洗濯物が干せ、大家族でも干す場所に困らずに済みます。
壁付き
壁付きユニットは、壁に設置するタイプです。窓の上部や左右の壁に設置すれば、窓からの日差しを有効活用できます。部屋の角のデッドゾーンを使えるため、設置場所に困りにくいのがメリットです。
また、手動で竿を収納できるタイプを選べば、使わないときは収納できて部屋を圧迫しません。壁付きユニットのなかにもさまざまなタイプがあるため、部屋に合わせて選べます。
スポット型
スポット型ユニットは、天井に設置するタイプです。利用する方の身長に合わせてポールの長さを選べます。
なかには、ポールを伸縮させられる製品もあります。シンプルな作りのため、設置場所や使い方の汎用性が高いです。使わないときに竿を外して立てかけておけますが、ポールは隠せません。
室内干しリフォームの費用相場
室内干しのリフォームにかかる費用の相場は、1万5,000〜4万円程度です。もちろん、ユニットの種類や設置する本数、大きさによっても費用が変動します。
特に、壁に取り付けを行う壁付きや天井に埋め込むスポット型だと、壁や天井の形状を変えるための工事が必要となるため、費用は高くなる傾向があります。構造によっては、洗濯物の重さに耐えるための補強が必要となる場合もあります。
また、電動で動くタイプの製品だと電気工事も発生します。使い勝手や設置場所、予算を考慮しながら、必要な室内干しユニットを選びましょう。
室内干しリフォームをするメリット
室内干しリフォームの費用を見ると、高いと感じるかもしれません。しかし、室内干しのメリットを知れば、前向きにリフォームを検討できます。室内干しリフォームをするメリットは、主に以下の3つです。
●天気や季節を気にせず干せる場所が確保できる
●時短になる
●洗濯物の傷みを軽減できる
3つのメリットを詳しく確認しましょう。
天気や季節を気にせず干せる場所が確保できる
室内干しリフォームをすると、天気や季節を気にせず洗濯物を干す場所が確保できます。花粉や黄砂の多い季節や梅雨時期は、洗濯物を外に干しにくい日が続きます。
また、冬は晴れた日でも、外に干すと洗濯物が乾かないこともあるでしょう。そんなときでも室内干しできる環境があれば、問題なく洗濯物を干せるのがメリットです。
時短になる
室内干しリフォームをすれば、家事の時短にもつながります。洗濯物を干すためにバルコニーに重い洗濯物を運んでいる方も、洗濯機の近くに室内干しのスペースを確保すれば運ぶ必要がありません。
もちろん、乾いたらすぐに畳めるため、時短につながります。洗濯機を回してバルコニーに運ぶ作業や乾燥したらバルコニーに出て取り込む作業がなくなるため、家事動線が効率よくなります。
洗濯物の傷みを軽減できる
洗濯物の痛みを軽減できる点も、室内干しリフォームのメリットです。外に洗濯物を干すと紫外線を浴び、洗濯物が傷む原因になります。なぜなら、紫外線を浴びると衣類の成分が化学変化を起こし、色あせや変色が起きてしまうからです。
特に、ウールや麻などの天然繊維は傷みやすいです。しかし、室内で直射日光の当たらない場所に洗濯物を干せば、色あせや変色を軽減できます。衣類や布団類を長く活用する意味でも、室内干しはおすすめです。
室内干しリフォームをするデメリット
よい面・悪い面の両方を知ったうえでリフォームすべきかを判断するためにも、デメリットも知っておきましょう。室内干しリフォームをするデメリットは、以下の2つです。
●干す場所の確保が必要
●部屋に生活感が出る
詳しく確認しましょう。
干す場所の確保が必要
室内干しリフォームをする際は、室内に洗濯物を干す場所を作らなければなりません。狭いスペースに無理に干す場所を確保しようとすると、衣類と衣類が密着してしまいます。生乾きの原因となるため、1日の洗濯物が十分に干せるスペースを確保しなければなりません。
部屋に生活感が出る
洗濯物を部屋に干すとインテリアの邪魔をします。衣服や下着、タオル類などが目に入るため、ごちゃごちゃした印象になるでしょう。
竿やポールを収納できないタイプだと、使っていない間も剥き出し状態です。そのため、竿が見えていても問題ない部屋・場所に干すスペースを確保しなければなりません。
室内干しリフォームの満足度を高めるためのポイント
室内干しリフォームの満足度を高めるために、リフォーム前に知っておきたいポイントを2つ紹介します。
●家事動線を意識する
●乾きやすい工夫をする
上記2つのポイントを意識すれば「リフォームしなければよかった」と後悔せずに済みます。2つのポイントを詳しく見ていきましょう。
家事動線を意識する
家事動線を意識して、室内干しのスペースを確保しましょう。洗濯機の近くに取り付けると動線の効率が良くなります。
今まではリビングの広い空間や、2階の誰も使わない部屋で室内干しをしていた方、干す場所を変えると家事の時短につながるでしょう。重たい洗濯物を運ぶ距離が短くなるように工夫をすれば、「リフォームをしてよかった」と心から思えるはずです。
乾きやすい工夫をする
室内干しリフォームをしたら、洗濯物が乾きやすいよう工夫をしましょう。湿気が多くて暗い場所だと、洗濯物は乾きません。また、湿度が高いと、生乾きのような室内干し独特の臭いが残ってしまいます。
そのため、風通しのいい場所に室内干しユニットを設置するか、除湿機や換気扇を設置して空気の循環をよくした方が安心です。洗濯物が乾きやすい工夫をするようリフォーム前から検討しておきましょう。
室内干しリフォームでいつでも洗濯できる環境を作ろう
室内干しリフォームは、天気や季節に左右されず、いつでも洗濯できる環境が作れます。急な雨や夜の洗濯も気にせずに、洗濯機を回せます。洗濯は毎日行う作業のため、心配事が減ったり、家事の動作が楽になったりすると、ストレスは大きく軽減できるでしょう。
室内干しリフォームをする際は、予算と利便性を天秤にかけながら最適な室内干しユニットを選ぶと後悔しません。もし、リフォームに関してお困りでしたら、弊社にお気軽にご連絡ください。
Q:室内干しリフォームの費用相場は?
A:室内干しのリフォームにかかる費用の相場は、1万5,000〜4万円程度です。
Q:室内干しリフォームをするメリットは?
A:「天気や季節を気にせず干せる場所が確保できる」「時短になる」「洗濯物の傷みを軽減できる」の3つのメリットがあります。