リビングは家族全員がくつろぐ場所ですから、常に快適に、リラックスできる空間を維持したいですよね。特に、子供が成長するにつれて、昔は平気だったのに、リビングが窮屈に感じるようになったという悩みは多くの方が抱えており、リビングの増築を検討している方はとても多いです。リビングが家族全員にとって快適でリラックスできる場であれば、活き活きとした生活を送ることができるので、お金を掛けて増築する価値は存分にあります。この記事では、リビングの増築を行う際に注意すべきポイントを詳しくご紹介します。リビングの増築を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
リビングを増築!知っておきたい費用と工期
そもそも「増築」って?
増築とは、既存の建物や所有する敷地内に新たに建物を追加し、床面積を広げることを増築と言います。その他、局所的な修理を行う場合は改修、床面積を変えず、建物の一部または全体を壊して刷新する場合は改築と呼びます。例えば、平屋の家を2階建てにしたり、既存の家にバルコニーやベランダを設置したり、敷地内に新たな設備を作る場合はすべて増築に当てはまります。
リビング増築にかかる費用
例えば、家の離れや1階部分に、新たに部屋を増築する場合の費用は、1畳(約0.5坪)あたり25〜65万円が相場です。2畳(約1坪)分の増築費用は50~140万円、6畳(約3坪)分の増築費用は200~300万円、8畳(約4坪)分の増築費用は210~400万円、10畳(約5.5坪)分の増築費用は220~450万円が相場となっており、一般的には施工を行う面積が狭いほど単価が高くなります。その他、壁、天井、床などの内装の材質やデザインにもこだわるのであれば、より高額な費用がかかってくるので注意が必要です。
リビング増築にかかる工期
工期はその施工内容によって変化しますが、基本的には規模が大きい工事が必要になります。そのため、一か月程度の工期は覚悟しておきましょう。
リビング増築のリフォームプラン例
スペースを最大限活用!広々リビング
敷地に余裕がある場合、それを活かして物理的にリビングの床面積を広げるリフォームがおすすめです。床面積が物理的に広がることで、広々としたリビングを手に入れることができます。
庭を活用!開放的で明るいリビング
同様に、庭に余裕があったり、庭をあまり使っていないので潰しても構わない場合は、庭のスペースにリビングを増築することをおすすめします。庭にリビングを延長することで、リビングの日当たりが良くなり、リビングの雰囲気がより明るくなります。
キッチンから家族の顔を見たい!安心できるリビング
小さな子供がいる家庭であれば、キッチンで料理をしている間でも子供の状況が気になってしまいますよね。そんな方にはキッチンから直接リビングを見渡せるようなリフォームがおすすめです。キッチンで料理中も家族との会話が途切れることとがなく、良いムードを家族にもたらせてくれるでしょう。
リビング増築リフォームのポイント
生活導線を確認する
リビングを増築する際の注意点として、生活動線を確認することです。生活動線とは、リビングやキッチン、トイレなど各施設を行き来する際の線のことです。生活動線が複雑な場合、設備間の移動が楽に行えず、些細なことが積み重なって結果的に大きなストレスに繋がってしまいます。快適な暮らしを送るには、シンプルな生活動線を意識することが大切です。基本的にリビングから各施設に移動する機会が多いので、リフォームの際には意識しましょう。
複数の業者に相見積もりをとる
相見積もりとは、複数の業者に見積もりを出してもらい、比較して検討することです。相見積もりをすることで検討しているリフォームプランの相場を知ることができ、相場から逸脱した見積もりを提示してくる不親切な業者を見分けることができます。
増築面積に応じて確認申請をする
防火、準防火地域の増築リフォームをする場合や、10㎡を超える増築リフォームを行う場合は役所への確認申請が必須となります。確認申請には費用が必要で、お住まいの地域と住宅面積によって費用差があります。また、状況によっては増築リフォームの許可が下りない場合もあります。申請手続きは複雑で一人で行うことは大変なので、信頼できる業者に頼ることをおすすめします。
リフォーム実績が豊富な業者を選ぶ
このように、増築リフォームは家の状態によって、順序も複雑なものになってしまいます。一人で抱え込まず、リフォーム業者に現地調査をしてもらい、気になる点を質問することから始められたら、それが一番です。業者のHPをしっかりと確認し、実績が豊富で、利用者のフィードバックに自信がある業者は、優良業者である可能性が高いでしょう。リビングの増築を検討しているのであれば、まずはそこから始めてみてはいかがでしょうか?