子どもの成長に合わせて部屋数を増やしたいと考える方は多いのではないでしょうか。新たな壁を作るリフォームを行うことで、一人一人に部屋を用意してあげることができます。
この記事では、室内に壁を作るリフォームの費用と注意点について解説します。また費用を安く抑えるコツも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
部屋に壁を作るリフォーム内容と費用相場
部屋に壁を作るリフォームは、主に以下の3種類となります。
・新しく壁のみを設置するリフォーム
・家具を取り入れて壁として活用するリフォーム
・壁以外にも扉の設置や電気工事も行うリフォーム
それぞれのリフォームについて、詳しく解説しましょう。
新しく壁を作って室内を仕切る場合
新しく壁のみを設置して、室内を仕切るリフォームです。新たに壁を設置することで、部屋数を増やすことができます。子供たちが成長していく中で、一人一人に部屋を与えたいケースによく行われるリフォームになります。
壁のみを設置する工事は、8畳を2部屋に仕切る場合にはおよそ12万円~が費用相場です。ただし、照明や空調の設置が必要な場合は別途費用がかかります。
家具を取り入れ壁として仕切る場合
部屋に壁を作るリフォームでは、家具を壁として活用するケースもあります。たとえばキャスター付きクローゼットを設置することで、部屋を仕切ることが可能です。わざわざ壁を設置せずに部屋を仕切れるため、手軽に行えます。仕切りが不要な際は撤去も楽なので、間取りを変えたいケースでも柔軟に対応できるでしょう。
家具を壁として仕切る場合は、家具の価格帯によって費用が決まります。また家具の裏側の見栄えが悪く、化粧板や壁紙を貼ることがあります。そのため工事の内容によって費用が異なるので、およそ25万円~の費用を想定しておく必要があります。
壁以外に他の工事も行う場合
部屋に壁を作るリフォームは壁を設置するだけでなく、電気工事や内装工事を行う場合があります。たとえば部屋を仕切る際に、新たにコンセントや照明などが必要となるケースがあります。他にも出入りするための扉も必要となるでしょう。
電気工事や内装工事が必要となる場合は、壁の設置のみのリフォームより高額な費用が必要となります。壁以外に他の工事を行う場合は、34万円~が費用相場です。ちなみに、照明やエアコンの本体価格および設置費用については別途必要となります。
壁のリフォーム費用をなるべく安く抑えるには
壁のみを設置するリフォームでも、10万円以上かかってしまいます。そこで少しでも費用を抑えるための3つの方法を紹介します。
工事内容を業者とよく話し合う
壁のリフォーム費用を抑えたい方は、工事内容を業者とよく話し合いましょう。壁のリフォームの方法はさまざまで、内容によって費用が大きく異なります。そのため内装の仕様や工事内容をよく検討した上で、リフォームを検討することが大切です。
またプランの打ち合わせの際に、想定していない工事を勧められる場合があります。想定していない工事が含まれると、当然費用もかかってきます。費用を抑えるためにも、必要な工事かどうか見極める力も必要となるでしょう。
複数の業者から見積もりをとる
壁のリフォームを行う際は、複数の業者から見積もりをとることでリフォーム費用を抑えられます。なぜなら業者によって見積金額が異なるため、もっとも安い業者を選ぶことで費用を抑えることが可能になるのです。
また業者によっては、最適なリフォーム方法を勧めてくれる場合があります。間仕切り壁が最適なのか、それともパーテーションが最適なのか提案してくれるのです。自身の予算や状況に合ったリフォーム方法を知れることも、複数の業者から見積もりをとることを勧める理由となります。
DIYでリフォームをする
DIYでリフォームすることによっても、リフォーム費用を抑えられます。業者に依頼する場合は12万円~が費用相場で、高い場合は15万円以上かかるケースもあります。しかしDIYで壁を設置する場合は10万円前後でリフォームできるため、5万円前後もリフォーム費用を抑えることができるのです。
ただし壁を設置するリフォームは耐震性や防火対策が必要となるので、安全面からおすすめできません。またうまく施工できなければ防音面でも問題を抱えるため、できれば業者に依頼することをおすすめします。
壁を作るリフォームの際に注意するポイント
壁を作るリフォームを行う際は、いくつか注意点があります。ここでは、主に2つの注意すべきポイントを紹介します。
マンションの場合は管理規約をチェックする
お住まいがマンションの場合は、管理規約の違反にならないか注意が必要です。マンションには、建物の維持や保守のために管理規約が定められています。
たとえば内装の仕上げ材が不燃材料でなければならない場合があります。他にも防音対策のために、壁の設置リフォーム自体が禁止となっているケースもあるでしょう。
管理規約に違反するリフォームは当然行えないので、マンションに住んでいる方は事前に管理規約を確認することが大切です。
生活しやすい空間にリフォームする
壁を作るリフォームを行う際に、使い勝手が変わってしまうケースもあります。たとえば新たに壁を設置することで、家電が設置しにくくなることがあります。
またドアを設置する際に、廊下が狭くなって生活がしにくくなるといった事例もあるでしょう。壁を作るリフォームを検討する際は、生活が不便にならないように工夫する必要があります。
間仕切りが得意な業者へ依頼しよう
壁を作るリフォームを行いたい方は、間仕切りが得意な業者へ依頼しましょう。リフォーム会社といっても、得意としている分野や施工範囲が異なります。そのため納得のいくリフォームにするためには、間仕切りが得意な業者を選ぶことが大切です。
また業者によって、独自の個性や強みが異なります。業者選びに失敗しないためにも、自身のイメージに合った業者を選びましょう。