オシャレなダウンライトをリフォームで設置したいと考えている方も多いことでしょう。その一方で「埋め込み式照明のダウンライトを後付けで設置できる?」と、不安な方もいると思います。
今回は、戸建ての住宅でダウンライトを設置する方法や流れ、メリットや注意点を紹介します。ダウンライトを後付けで設置したい方は、参考にしてください。
戸建てでダウンライトは後付け可能
戸建て住宅にダウンライトの後付けは可能です。例えば、戸建てをリフォームする際、シーリングライトからダウンライトに照明を変更したい場合などは、リフォーム業者に相談してみましょう。
シーリングライトからダウンライトに照明を変えるだけで、部屋の雰囲気が一気にシックな印象に変わります。おしゃれで都会的な部屋にしたい場合、ダウンライトはおすすめです。ダウンライトの設置場所や種類によって、照明の当り具合や部屋の明るさが変わるので、業者としっかり打ち合わせをしましょう。
ダウンライトの設置費用は、ダウンライトの値段に出張費や工事費を加えた金額です。おおよそ3万円代〜の料金が相場ですが、詳しくは見積もりを出してもらいましょう。
戸建てでダウンライトの後付けが難しい事例
以下のような戸建ては、ダウンライトの後付け工事が難しい場合があります。
●天井にダウンライトを設置できるだけの深さ(懐)がない
●ダウンライトを複数設置できるだけの配線工事が難しい
特に築年数が経った戸建て住宅は、天井の構造がダウンライト設置に適していないケースがあるので、まずは天井の状態をチェックしてもらいましょう。なお、天井ごとリフォームすればダウンライトを設置できるケースもありますが、費用が高額です。
戸建てでダウンライトを後付けする流れ
戸建てでダウンライトを後付けする流れは、以下のようなものです。
1.ダウンライトの設置場所を決める
2.ダウンライトを設置する場所に穴を開ける
3.ダウンライトを設置する
ダウンライトを設置する場所が決まれば、工事自体はそれほど手間がかかるものではありません。穴を開ければすぐに設置ができる状態なら、半日程度で工事は終わります。
配線の延長など、追加工事が必要な場合は丸1日程度かかるでしょう。天井の壁紙も貼り替えるなど、天井のリフォームも含める場合は数日程度かかります。
詳しくは、計画の段階で業者に説明してもらいましょう。なお、ダウンライトの設置工事は住みながらでも行なえますが、設置工事中は電気を使えない点に注意してください。
戸建てでダウンライトを後付けするメリット・デメリット
ここでは、戸建てでダウンライトを後付けするメリット・デメリットを紹介します。後付け工事を行うかどうか迷っている方は参考にしてください。
戸建てでダウンライトを後付けするメリット
戸建てでダウンライトを後付けするメリットは、以下のとおりです。
●部屋がおしゃれになる
●天井がスッキリする
●実際に暮らしてみてからの設置なので失敗しにくい
ダウンライトはシーリングライトのように部屋全体を照らすタイプではありません。設置場所や設置数によっては「暗い」「手元が見にくい」などの不具合が生じます。とはいえ、すでに暮らしている部屋に設置する場合は、どこに設置すればいいのか見当がつけやすく、失敗もしにくいでしょう。
戸建てでダウンライトを後付けするデメリット
戸建てでダウンライトを後付けするときのデメリットは、以下の3つが挙げられます。
●天井に穴を開けるので容易に設置場所を変更できない
●設置できる場所が限定される可能性がある
●天井ごとのリフォームなど工事が大規模になる可能性がある
特に築年数が経った戸建てにダウンライトを後付けしたい場合は、工事が大規模になる可能性が高めです。費用を抑えるには、大規模なリフォームをする際に照明をダウンライトに変えるなど、設置のタイミングを工夫するといいでしょう。また、配線の位置や天井の強度の関係で、設置した場所に設置できない可能性もデメリットです。
ダウンライトとシーリングの併用も考えると良い
ダウンライトはおしゃれで天井がスッキリした印象になる照明ですが、交換が大変、影ができやすいなどのデメリットもあります。家族の中でも、ダウンライトをつけるかどうかで意見が割れる場合もあるでしょう。
家族の意見が合わない場合は、ダウンライトとシーリングライトの併用も考えるのも1つの方法です。用途によって使い分ければ、デメリットも解消されます。設置場所は、業者のアドバイスも参考にするといいでしょう。
戸建てでダウンライトを後付けする際の注意ポイント
ここでは、戸建てでダウンライトを後付けする際の注意ポイントを新築の場合とリフォームの場合で2つご紹介します。参考にしてください。
新築の場合はできるとこまで工事を進めてもらう
新築で戸建てを建築する場合も、照明器具の到着が引き渡しのときまで間に合わないなどの理由で、ダウンライトが後付けになるケースがあります。その場合は、できるところまで工事を進めてもらうと、設置工事にかかる時間が短縮できます。
照明器具の設置工事は設置場所の電気を切って行うので、設置場所によっては不具合が出る場合もあるでしょう。穴を開けてダウンライトを設置するだけにしておけば、1~2時間で工事が終ります。
リフォームの場合は事前調査をしてもらう
リフォームをしてダウンライトを設置する場合は、最初に設置可能かどうかを調べてもらいましょう。家によっては、ダウンライトの設置を想定していないところもあります。また、天井には問題なくても配線の延長が難しい場合もあるので、天井だけでなく配線の様子も確認してもらいましょう。そのうえで、ダウンライトを設置するかどうかを検討するのがおすすめです。
なお、近年はDIYでダウンライトを設置した経験を紹介するブログや動画も増えています。しかし、照明器具の設置工事には、電気工事士の資格が必要です。無資格者が工事をすると法律違反になるのはもちろんのこと、漏電などの危険もあります。
戸建てでダウンライトを後付けするならどこに依頼する?
戸建てでダウンライトを後付けする場合、リフォーム会社・工務店・電気工事店などに依頼できます。会社によっては、自社で引き受けた後で別の工事会社に再依頼する場合もあるでしょう。
当社でもダウンライトの後付け工事を含むいろいろな照明の設置工事を承っています。戸建てでダウンライトを後付けしたいと考えている方は、ご相談ください。なお、リフォーム会社を選ぶ際は、設置工事の経験数が多い会社がおすすめです。可能ならば、複数の業者に見積もりを依頼してみましょう。地域の工事費用の相場はもちろんのこと、業者の特徴も分かります。見積もりが分かりやすく、説明も丁寧な会社は信頼できます。
戸建てでダウンライトを後付け可能
戸建てでも、ダウンライトの後付けは可能です。しかし、天井や配線の状態によっては後付けが難しかったり、天井丸ごとのリフォームが必要になったりする場合もあるでしょう。
ですから、家を大規模リフォームする際についでに照明をダウンライトに変更するなど、タイミングを図るといいでしょう。
弊社もリフォームには豊富な実績がございます。リフォームに関するご質問・ご相談はぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。
Q ダウンライトを後付けする費用をできるだけ抑えたい場合はどうしたらいいですか?
A ダウンライトは、種類によって値段が変わります。人感センサー付きや、照明の角度などを変えられるダウンライトは値段が高めです。シンプルな商品にする、取り付ける個数を最低限にするなどすれば、費用が抑えられます。
Q 電気工事士の資格を取得していますがDIYでダウンライトを設置しても問題ありませんか?
A 電気工事士の資格があれば、電気の配線工事が可能です。しかし、ダウンライトの設置工事は電気工事だけでなく、天井の壁紙の処理などリフォーム工事の知識や技術も必要です。
また、ダウンライトの設置場所も、知識がなければ最適な場所を選ぶのは難しいでしょう。
無理をせず、施工実績のある業者に依頼してください。