玄関の扉は、現代ではドアが一般的ですよね。近年では引き戸の家も段々と減ってきましたが、引き戸には魅力がたくさんあります。「現代的ではないから・・・」と最初から選択肢に入っていないという方もいると思いますが、引き戸の魅力を知れば、きっと印象が変わるはずです。こちらの記事で皆さんが玄関の扉をリフォームする際の参考になるように、引き戸の魅力を紹介します。
玄関扉を引き戸にリフォーム!~特徴や魅力~
開き戸は取っ手を引っ張って扉を開けるもので、開口部が小さくても設置できるのが特徴です。戸建だけでは無く、マンションやアパートのようにスペースが限られているような場所でも使われています。
【リフォーム前に】確認すること
1.防犯性
引き戸は開き戸に比べ、防犯性が弱いとされていましたが、近年では引き戸の弱点だった防犯性についても研究が進み、開き戸と性能的には同等とされています。そのため、防犯性を優先して開き戸を選ぶ必要はありません。
2.断熱性
防犯性と同様に、断熱性に関しても開き戸と比べて性能に差はほぼありません。開口部の広さや、玄関周りのスペース、家族構成、デザイン性などから考慮して、自由に扉の種類を選ぶことができます。
3.メンテナンスの有無
引き戸の場合、長く使用していると戸を引いた時の滑りが悪い、引っかかるというような故障や劣化が見られることがあります。これらのような問題が発生した場合、リフォーム業者にリフォームを依頼したり、修繕を依頼することになります。
玄関扉を引き戸にする費用
開き戸から引き戸への変更
家の玄関の開き戸を引き戸にリフォームする場合、玄関周辺の壁などを取り除いて間口を広げ、新しいドアのフレームを取り付けるなどの工事が必要となります。例えば、観音開きタイプの扉を元々使っていた場合、扉を取り除いて引き戸用の枠を取り付けるだけで、間口を広げる必要なく工事をすることができるため、工事費用は約8万円が相場です。加えて、工事費用に新しい扉の価格や、古い扉の撤去費用などの諸費用を加えると、合計で約30万円程度がリフォーム価格の相場となります。
もし、元々の間口だけでは扉の取り付けが行えない場合、上述の様に周辺の壁を撤去し、間口を広げる工事が必要となるため、追加工事が必要になってきます。この工事にかかる費用は、約20万円が相場ですが、壁の構造や材質、間口をどれだけ広げるのか、壁を取り除いたことで必要になる下がった建物の強度を保つための補強工事の有無など、状況によって合計費用が変化することに注意しましょう。
もし、バリアフリー目的で間口を広くする場合、補強工事などを含めて合計約60万円程度必要になることもあります。ポーチと玄関に高低差があったり、高さが合わない場合などは更に追加費用がかかる場合がありますので、合計でいくら費用が発生するのかをリフォームを依頼する際にしっかりと見積りを依頼し、確認することが大切です。状況によってはさまざまな問題を解決する必要があり、一筋縄では行かない場合もあります。
引き戸の交換
ただ引き戸そのものを交換する場合、カバー工法という方法で交換を行う場合がほとんどです。このカバー工法とは、既存の玄関ドアの枠組みを活かして、玄関ドアのみを交換する工法です。引き戸から引き戸、開き戸から開き戸に交換する場合、特殊なものでなければ壁を壊す必要がないので、工期も短く済み、費用も安価に抑えることができます。カバー工法の場合、玄関ドアの設置費用で4〜6万円、撤去費用で1〜2万円が費用相場で、合計で5〜8万円くらいです。加えて引き戸本体の費用がかかってきますが、それを加えても比較的リーズナブルです。
”無料見積もり”で費用をチェック!
特に開き戸から引き戸にリフォームする場合、費用がどれぐらいかかってくるのか、既存の玄関の状態と照らし合わせて計算する必要があるので、初めにリフォーム会社に見積もりを依頼することをおすすめします。弊社ではお客様の予算に合わせて無駄のない見積もりを作成し、リフォームプランを提案させて頂きます。ぜひ一度弊社に無料見積もりを依頼してみませんか?